いのち
    2004年 11月 11日
こんばんは。いつもGood Life のブログに沢山の書き込みありがとうございます。沢山の方々に見ていただいているのだから、私ももう少しがんばって書き込みをしなくてはねと反省中…。

園内では、サモエド、パグ、ジャックラッセルと次々に新しい命が生まれています。そんな小さな、小さな命は、毎日お母さんのミルクをごくごく飲みながらどんどん大きくなっていきます。生きるために成長していくためにひたすらミルクを飲み眠る。そんな姿をただ見つめているだけで気持ちが優しくなれるし、この小さな命達より自分はそんなに毎日生きるためにがんばってないよなぁ。なんて、反省する気持ちにもなります。
八日にオオカミ犬のカイが15歳と9ヶ月で亡くなりました。
東京に来てからカイと会う機会がなかなかなかったのですが、北海道で9年間共に過ごした仲間であり王国歴代の顔でもあったカイがいなくなってしまったのは本当に寂しいです。
王国に入る前は動物病院で助手として働いていた経験もあるので、王国に入ってから
も動物たちの緊急事態には多々顔をだしてきました。
北海道では、緊急に獣医さんに行きたくても片道1時間はかかりました。付き添いで車に乗り込むのですが、私にできることといえば酸素を吸わせたり、暖めたり、少しでも苦痛のない状態に身体を支えてあげたりぐらいしかできず、痛み苦しんでいるときなど、痛みが分かっていてもそれをどうすることもできずただ、ただ神頼みしかできない自分の無力さがとても悔しく、悲しく思える時が沢山ありました。
今回のカイの時は獣医さんも近くにありすぐに行くことができ、よかったのですがそれでも助けてあげることができなかったのが、とてもつらいです。
思い出がたくさんある動物たちの最期の姿を看取ってあげることができるのは、とても貴重なことである意味嬉しいことなのですが、あの時こうしてあげればもう少し生きていられたのではとか、後悔の気持ちも出てきてしまいます。最初の頃はそこで落ち込んで停滞してしまっていましたが、何度も経験を重ねていくうちにその悲しみを動物たちにありがとうという感謝の気持ちに変えて、次へと繋いでいけるようがんばれるようになりました。
そんな思いが大きくなって私は東京で老犬介護、看護を中心にやっていこうとGood Life館をつくりました。ここでも他のメンバーよりも沢山、動物たちの体調が悪い時や死に直面すること多くあると思います。その度に悲しくてつらいけどできるだけ最期の最後まで動物たちが幸せだったと思える時をつくってあげていきたいです。

生まれてくる命と亡くなっていく命、同時に感じられて考えさせられることもある動物王国のいいところだと改めておもいました。

カイちゃん。Good Life館の中に退院して来たカイちゃんが過ごせるようにお部屋作っておいたんだけどね…。小さな命達パグっ子達に使わせてもらうね。ブルーやヒースに会えましたか。沢山思い出ありがとう、いつかまた会おうね。おやすみなさい。
by roukengenki | 2004-11-11 22:38
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